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ムカデはこんな生き物です

咬まれると痛い! 炎症する! 腫れる! そんな危険な毒を持つ害虫・ムカデを家の中に入れないためには、人にとって安全な方法で侵入経路を絶ち、撃退することが大切。まずは、ムカデがどのような生き物なのか、その習性や特徴を知っておきましょう。「サンアイ」では、嫌なムカデを家の外でシャットアウトする【SCキーパーⅢ】の取り付け工事をご提供しております。ムカデの侵入にお困りの方は、ぜひご相談ください。

ムカデについて

ムカデについて

日本にいるムカデは約80種といわれています。オオムカデ・イシムカデ・ジムカデの3つのグループに分けられ、いずれも大きさは7~13cmくらいです。体の色は黒・褐色・黄色などさまざまで、体型は細長く、体の各節からは脚が1対ずつ生えています。

ムカデの習性

ムカデは夜行性で、頭部の下ある前肢が変形した顎で昆虫を捕食します。ムカデに咬まれると激痛を伴い、さらにヒスタミンやポリペプチドを含む毒があるため非常に危険。外気温が30度を超えると地中に潜るため、夏場は一時減少したかのように感じますが、秋口になると交尾の相手を求めて再び地上へ現れます。夜行性のため昼間は倒木・石・落ち葉などの下に隠れていますが、ゴキブリなどのエサとなる昆虫を探して家屋の壁面に沿って室内に侵入することもあります。

ムカデが壁を登っている様子の動画

ムカデの活動時期

ムカデの活動時期

ムカデの活動がもっとも活発になるのは5~6月と9~10月。特にムカデは湿気の多い季節を好むため、梅雨の時期にはよく姿を見かけるようになります。梅雨時期以外でも、長雨が続いたあとなどは家の周囲が湿っているため、注意が必要です。

反対に、外気温が30度を超えるようになるとムカデはおとなしくなり、見かけることが少なくなります。また冬場は冬眠します。

ムカデはどこから入ってくるの?

ほんの数ミリでも自分の体が入れる隙間があれば、ムカデは室内に侵入することが可能。代表的な室内への侵入経路として、以下のようなものが挙げられます。

台所 シンク下の扉などが侵入経路となります
出入口 人が出入りする瞬間や、扉の隙間など
エアコン 排水パイプや設置時にできた隙間など
浴室・キッチン 排水口など
家屋の傷み 隙間があれば侵入経路になり得ます
換気扇 使用の有無に関わらず、隙間があれば侵入経路となります
網戸 枠との間にできた隙間、破れなど
屋根裏 屋根裏にある通気口など
床下 畳と畳の間の隙間から入ってくるケースもあります
屋根 屋根瓦の隙間や裏側が、ムカデの潜伏場所となります
PICK UP!【もし、ムカデに咬まれてしまったら……】

高い攻撃性を持つムカデは、接触した瞬間に咬みつき、さらに毒を出します。そのため、咬まれた箇所には激痛が走り、炎症を起こして腫れてしまいます。

ムカデに咬まれたら、まずはただちに引き離しましょう。ムカデは生命力が強いため、頭部がちぎれた状態でしばらく生きている場合もあります。引き離すときはもちろん、そのあとも素手では触らないように注意しましょう。

引き離したら、咬み跡から毒をできるだけ早く、かつ粘り強く絞り出します。このとき、水道の流水などに患部を浸しながら毒を絞り出すと良いでしょう。その後、抗ヒスタミン含有ステロイド軟膏を塗るなどの処置を施します。

ただし、ムカデの毒は神経毒のため、薬を塗ってもすぐに痛みが引くわけではありません。必要に応じて、医療機関の診断を受けるようにしましょう。

ムカデは「侵入させない」「撃退する」ことが大切です。

ムカデは「侵入させない」「撃退する」ことが大切です。

思いもよらない場所から侵入し、咬まれると炎症を引き起こすムカデ。特に家の中では、人は無防備です。肌の露出が多かったり、ゆったりとした衣類を着ていたりすることがほとんどでしょう。まずは、ムカデを家の中に入れないように対策しておくことが大切です。

また、室内への侵入を許してしまった場合でも、慌てる必要はありません。適切な対処法を覚えておけば、咬まれることなく撃退することも可能。正しい方法をぜひ覚えておきましょう。以下のページでは、自分でできるムカデの予防・退治方法をご紹介しています。

万が一に備えて! 正しい対処法をマスターしておきましょう 「自分でもできるムカデ予防・退治方法」へ